突沸現象とは、突然に沸とうする現象です。
通常、液体は加熱して沸点を超えると沸騰します。(※水の場合は、100℃が沸点)
しかし、液体の成分や加熱条件によっては、沸点を超えても沸騰しない場合があり、
これを過加熱状態と言います。
この状態の液体に、振動などの衝撃が加わると、突然、激しく沸騰が起こります。
この現象を突沸といいます。
水、牛乳、豆乳、酒、みそ汁、コーヒーなどの液体を温めるときにささいなきっかけ
(容器をゆする、塩や砂糖などを入れる)で生じることがあります。
この突沸を防止するには
•飲み物(コーヒー、茶、酒、水など)を加熱するときは、火力を弱めにして加熱する。
•味噌汁やとろみのある食品(カレーやシチューなど)を加熱するときは、火力を弱めにして、
よくかき混ぜながら加熱する。(強火で急に加熱しない)
•熱々の汁物に、塩や砂糖などの調味料を入れる場合は、少し冷ましてから行う。
ことが有効です。
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