故障診断

70-0674
運転後に生ごみが粉砕されずに残る

粉砕できないごみが混ざっていませんか?

【異物噛みこみの確認】

①厚手のゴム手袋などをして、ディスポーザの投入口から手を入れ、残っている生ごみを取り出してください。



②取扱説明書、または使い方シートを見て、「投入してはいけないもの」を入れていないか確認してください。

③回転板が抵抗なく手回しできること(抵抗がある場合はサービスレンチで噛みこみ解除を行う)を確認し、リセットボタンを押して再度運転してください。

 ※投入してはいけないごみの例

種類

 

品名例

硬いもの

生ごみ以外

金属片・クリップ・プルトップ・缶瓶ふた・ねじ類・ナイフ・フォーク・スプーン・ピーラー・箸・串・楊枝・箸置き・グラス・皿・石・硬貨など

※異音の発生や噛みこみによるモーターのオーバーロード(過電流によるモーター回転停止)の原因になります。また粉砕機構部の変形など致命的な故障を起こす原因になります。オーバーロードで停止した場合は、まず原因となったものを取りのぞいていただき、円板がスムーズに回転すること※2)を確認されたうえで、本体下部(底面または側面部)にあるリセットボタンを押すことが一連の復旧手順です。 注※2)円板がスムーズに回転する状態とは:円板が手回しで時計回り・反時計回りどちらにも「こすれ」などの抵抗感なく360度回転できる状態

生ごみ

貝類殻(サザエ・ハマグリ・アサリなど)
※比重が重いため排水管の中で堆積して排水不良の原因になりやすいです。

動物(牛・豚。鳥の骨)
中大型魚(鯛・すずき・ぶり他)の頭や背骨・うろこなど  
野菜・果実の種(桃・アボガド・梅・柿・かぼちゃ・スイカなど) 
野菜のヘタ(かぼちゃ・瓜類・ナスなど)  
栗の皮、とうもろこしの芯、パイナップルの芯・皮、花木の茎

※粉砕に適さない硬さのため粉砕できず異音の発生や噛みこみによるモーターのオーバーロード(過電流によるモーター回転停止)の発生につながりやすいです。 オーバーロードで停止した場合は、まず原因となったものを取りのぞいていただき、円板がスムーズに回転すること※2)を確認されたうえで、本体下部(底面または側面部)にあるリセットボタンを押すことが一連の復旧手順です。 注※2)円板がスムーズに回転する状態とは:円板が手回しで時計回り・反時計回りどちらにも「こすれ」などの抵抗感なく360度回転できる状態

繊維質のもの

生ごみ以外

布片・脱脂綿類・タバコのフィルター部(たばこ吸殻)

※ほぐれてすり抜けやすい形状になるため、粉砕室から下に抜けてディスポーザからの排出口やトラップ内やその先の排水管で排水つまりを起こすリスクがあります。 詰まらせてシンクの排水ができなくなったり、ディスポーザの運転ができなくなった場合には、ラバーカップや真空式パイプクリーナーなどにより排水経路のつまりを除去し回復できる可能性があります。QNO.70-1917

生ごみ

豆のさや殻(枝豆・ソラマメ・えんどう豆など)、生花・それらの茎、とうもろこしの皮、タケノコの皮

※切断されないので粉砕室の中で繊維が絡まりやすくモーターのオーバーロード(過電流によるモーター回転停止)になりやすいです。また粉砕室から下に抜けてディスポーザの排出口やトラップ内やその先の排水管の曲がり部で繊維が絡まりやすく、排水つまりを起こすリスクがあります。 詰まらせてシンクの排水ができなくなったり、ディスポーザの運転ができなくなった場合には、ラバーカップや真空式パイプクリーナーなどにより排水経路のつまりを除去し回復できる可能性があります。QNO.70-1917

薄いもの・細目のひも状のも

生ごみ以外

リボンテープ、たこ糸、毛、スチールたわし片、紙きれ など

※粉砕室から下にすりぬけてディスポーザの排出口は排水トラップなどで排水つまりを起こしたり、回転軸に巻き付くなど重大な故障の原因になります。 回転軸への巻き付きはリボンテープ・たこ糸・毛・スチールタワシなどで起きやすく、軸シールの損傷から水漏れにつながるリスクがあります。 水漏れが起きている場合はTOTOでの修理ができないため他社品への買い替えをご案内しております。

生ごみ

玉ねぎの皮(茶色の皮)、刺身の剣(大根の千切り)、フキの皮など

※すり抜けやすい形状であるため粉砕される前に、粉砕室から下に抜けてディスポーザからの排出口やトラップ内やその先の排水管で排水つまりを起こすリスクがあります。 詰まらせてシンクの排水ができなくなったり、ディスポーザの運転ができなくなった場合には、ラバーカップや真空式パイプクリーナーなどにより排水経路のつまりを除去し回復できる可能性があります。QNO.70-1917

ぐにゃぐにゃしたもの

生ごみ以外

ゴム片・輪ゴム・ゴムへら・軟質樹脂容器・パッキンなど

※粉砕されず噛みこみしやすい傾向があります。いったん噛みこむと取り外しにくく、また取り外すときに円板に無理な力が加わり変形など致命的な損傷をするリスクがありますので、ご注意ください。

生ごみ

魚の生皮、イカの生皮、鳥の生皮など

※粉砕刃にかからないため残ります、これらのごみが残っている場合は、そのまま中に放置することで腐敗して悪臭の原因や衛生性の低下に繋がりますので取り出しておくことをお勧めします。 なお、加熱等によりたんぱく変性したもの(固まったもの)は粉砕可能です。

浮きやすいもの

生ごみ

内果皮の厚い柑橘類(夏ミカン・ザボン・グレープフルーツなど)、生のナスなど

※水に浮くため粉砕刃にかかりにくく残りやすい傾向があります。種類の違う生ごみと一緒に混ぜて処理されるか、繰り返し運転されることで処理できます。

その他

生ごみ

根菜類のくず、葉物野菜やネギ類の根、キャベツ・白菜等の茎・芯など

※硬く嵩があるため粉砕に時間がかかり残ったり、噛みこみなどをしやすい傾向があります。
これらのごみが残っている場合は、そのまま中に放置することで腐敗して悪臭の原因や衛生性の低下に繋がりますので取り出しておくことをお勧めします。

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