故障診断

ディスポーザの粉砕室の中に生ごみが入っていないのに水があふれてくる場合は、ディスポーザの粉砕室直下にある排出室から排水管の広い範囲のどこかでゴミが詰まっています。　

（1）水位が排水口より上になる程度に水をためた状態で、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使って詰まりが改善できないか確認してください。

※　ラバーカップは排水口にしっかりと押しあててゆっくりと押し込んだ後、カップの縁を押さえて固定したまま勢いをつけて柄を引き上げる要領でご使用ください。　激しい押し込み動作は、接続部の破損などによる漏水事故のリスクが大きくなりますのでご注意ください。
QNO．70-1917

（2）排水性が改善されましたら、ディスポーザに何も入れずに空運転を数回実施して排水が溢れてこないか様子を見てください。

（3）異常が無ければ排水つまりは解消したと思われます。

（4）粉砕室内部のトラブル（注）により正常に動作しない場合は、トラブルの原因を解消してから再度運転確認をおねがいします。

（注）　異物や粉砕が苦手な生ごみ等の噛み込みが原因で過電流保護装置が作動してモーターと円板が回転しない場合にも排水不良になります。　円板が抵抗なく手回し回転できること、リセットボタンの確認を実施してトラブル原因を解消後に動作確認をお願いします。

　　また、経年劣化により粉砕機構部に寿命が来ている場合はユニットt交換や部品交換はできませんので、（他社品）買換えのご検討をお願いします。

（5）上記の（1）から（4）までの確認をされましても、排水不良が解消出来ない場合は、排水管の内部で固くなった油脂成分等の詰まりの可能性がかんがえられます。　床下の排水管つまりの場合はTOTOサイドでは対応ができませんので排水管洗浄業者様にご依頼をお願いします。　

ただし、高額な費用が掛かることもありますので、排水管の詰まりであることを検証確認後に依頼されることをお勧めします。

検証方法1：排水トラップを床下側排水管に接続したままの状態でディスポーザからは外していただき、排水トラップに水を入れたときに、排水管が詰まっている場合は水が流れていかずトラップの水位は変化しません。

検証方法2：同様に排水トラップをディスポーザから外した状態で、シンク排水口から水を流したときに、ディスポーザに水がたまらず排出される場合、ディスポーザは詰まっておらず、排水管側が詰まっていると判断されます。

上記いずれかの検証方法を試みられる場合には、あらかじめディスポーザ内部にたまっている排水は汲みだしてから実施をお願いします。