故障診断

＜原因＞
小便器の排水路内に固いものが固着していませんか？固着していれば、それは尿石です。尿石が排水路内をふさいでいるために排水の引きが弱くなっています。
尿石とは、空気中や便器水溜り内あるバクテリアと尿が混じり合ってアンモニアになります。その結果、水中のpHが上昇し、便器溜水中に含まれているカルシウムイオンがリン酸カルシウムや炭酸カルシウムをなって沈殿し、それが固まって尿石となります。
＜お手入れ方法＞
（1） ドライバーなどで止水栓を閉めてください。（時計廻り）
（2） 目皿を取り外し、排水路内に残った水を取り出してください。

（3） 市販の酸性洗剤の原液を尿石が浸かる位まで入れてください。
（4） しばらく（4時間程度）放置し、割り箸など硬いもので軽く擦って除去してください。
（5） 除去後は水できれいに洗い流し、後に残さないでください。陶器が変色することがあります。
【注意】酸性洗剤が、目皿やセンサーなどの樹脂や金属に掛からないようご注意願います。薬品で侵されることがあります。
また、酸性洗剤の気化ガスがあたらないようにサランラップなどで覆って保護してください。気化ガスの影響で、センサーやコントローラなどの機械部品が腐食し、故障の原因となりますのでご注意ください。
【参考】大便器の尿石の除去方法を参考にしてください。